POSTSCRIPT:明日滅ぶ世界で

 

【FF7】明日滅ぶ世界で

 

『滅ぶ世界に紛れてさ、今なら僕ら手を繋げるね』というすばらしいお題を元に書きました。敵対する関係にあるからこそ得られた、小さな小さな救いの話のつもりです。
元々本編軸でのセフィロスとヴィンセントの組み合わせをやってみたくて、ちまちまと年表のようなものを作ってすり合わせたりいろいろしていたのですが、結局世代が違うので出会わないというか、セフィロスがヴィンセントに興味を持つ動線がない……という結論に達していました。
でもそこに無理やり妄想をねじ込むのが二次創作ってものの醍醐味です!

●決戦前夜
決戦前夜にいったん解散したみんなが何やってたのかわからないの、すごくいいですよね。
ヴィンセントなんてそれこそ祠に行ってルクレツィアと最後の夜過ごしててもいいし、シドあたりに無理やり連れてかれて飲み会に参加させられてたりするかもですし、行くとこないから飛空艇のてっぺんでこっそり見張りしててもいいし、崩壊しかかったミッドガルでの救助活動要請されて神羅勢と出会う話とかなんぼでも見たいです。なのでこれはあくまでIF話。
大空洞での決戦後、倒れたどちらかにおいての”世界”は確実に終わるという意味でこういうタイトルになりました。まあその後もACとかセフィロスがぽんぽん出てくるのを思うと台無しなんですけど……。
なおもっと台無しなのは、ヴィンセントが救助活動してて決戦に参加しなかったという展開です。ちょっといったん忘れて忘れて!

●セフィロス
相変わらず解像度に自信がないので、セフィロスらしく書けているか常に心配です。なにせ一人称からしてわかりません。ジェノバやってる本編セフィは「私」、EC若セフィの頃や本編5年前のニブルでは「オレ」だった気がしてて、つまり人間味出してるときはこっちかなと思いつつ、文章見てたらカタカナがちょっとおもしろく見えてきちゃったので漢字にしました。
性格的にはちょっと優しめにしすぎたかも……? その分口調は偉そうにしたつもりです。
乳幼児期の記憶については非常に断片的なもので、顔などではなく、深紅に金の輪の虹彩という美しく珍しい瞳の印象だけが残っていました。リバースのヴィンセントの目玉のデザインいいですよね。そして目の前でヴィンセントが笑ったことによりかちりと記憶のピースが嵌まり、笑った目だから特別に覚えていたのかという結論に至りました。
乳幼児期当時はそもそもの知識がないので、それが笑顔だとかはわからなかったはずです。ただなんとなく向けられる意識の種類(好意とか好奇とか)だけはジェノバの能力でわかっていました。

●ヴィンセント・ヴァレンタイン
正直屋敷に護衛がたった一人ってことはないと思うので、たぶん常駐してるのがヴィンセントだけで、それ以外は手が空いてるタークスが随時入れ替わってたという設定にしています。なので数に入ってない。
子供をどう扱っていいかはよくわからないなりに、特に嫌いではないタイプです。
本人にはあまり自覚がありませんが、セフィロスの最も若い時代を知っているせいで、言葉の端々でセフィロスを子供というか若人扱いしがちです。知り合い夫婦の小さな子供、という認識がどうしても抜けきらない同僚のおじさんのイメージ。

●デスペナルティとルクレツィア
世の中にFF7がオリジナルの本編しか存在していなかったころ、私はルクレツィアのことをもっと科学者として意気揚々とセフィロスを産んだ、意思も性格も強めの女性だと思っていました。
なのでデスペナルティに関しても、彼女はヴィンセントの「セフィロスは死んでしまったよ」という言葉の嘘に気づき、しかし世界のため罪滅ぼしのためにその嘘を事実とするべく、ヴィンセントにデスペナルティを託した……のだと解釈していました。(DC出たときはびっくりしました)
ルクレツィアの性格の差異はさておきDCを踏まえていま考えると、デスペナルティはカオスのための武器であり、ヴィンセントの中のカオスについて知るのはカオスを埋め込んだルクレツィアなのでやっぱり、カオスの権能で星に還してやってほしいみたいな意図はあっておかしくない……かも? というわけでこんな感じになりました。

 

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