A. ホラー耐性がないからです
実のところ理由は6割くらいこれです。マジで。
私は現在、原作FF7をホラーだと思っています。何も知らない一周目では、クラウドが語る過去のそのおかしさが少しずつわかってきてからの「俺、クラウドになりきれませんでした」でドーン!とひっくり返されるわけですが、二周目以降はプレイヤーとして事情がもうわかっているため、最初の魔晄炉爆破の時点でクラウドが普通に見えてめちゃくちゃおかしいことがわかり、私はこれが本当に怖いのです。完全にホラーです。カームのニブルヘイム回想なんてもう見てられない。ホラーをホラーだと知らないうちは見ていられたってだけ!!!
原作7のポリゴングラフィックでそうなので、今あれほどリアルになったリメイク/リバースのクラウドにはおそらく私は耐えられません。確かリバース体験版?のニブル山はほんの少し見たんですが、クラウドがつよつよ1st面してセフィロスと並んでるだけでモームリ、耐えられませんでした……。
私が原作7に代表されるゲームグラフィックの転換期を体験し、何も怖いものなどない子供の時代に一周目二周目~と原作7をプレイできたことはおそらく無二の体験であり、幸運でした。同じように、原作7を知らない世代が今のリメイク/リバースから初めてプレイできるのも無二の体験なのだと思います。どっちがいいとかすごいとかじゃないのです。FF7という偉大な業績を残したタイトルの再編成を、今のスタッフが真面目にやってないはずがないですし。
というかむしろ原作7は設定が割と適当なところもあって、突き詰めて年表とか作るとどうしても矛盾が出るとかいうのは当時から言われていました。クラウドの誕生日がうっかり二つあるとかそういう誤植もいっぱいあったし。ザックスの扱いだってせいぜいアバランチの三人と同程度くらいで、あんなにキーキャラとして人気出るなんて想定してなかっただろうなという印象でした。スタッフもPS業界自体もプレイヤーもみんな若かったし、そんなもんだったんですよね。まさに歩み始めたばかりの歴史だったので。
原作7はどんでん返しの映える衝撃的なストーリーラインと、そのキモの設定の妙にふわっとしたところが解釈の幅を生んで独特の上手い雰囲気になった成功作みたいな感じでした(個人の感想です)
だからまあ、とうとうRシリーズが始動したと聞いたときは、どこまで明かすか明かさないか、見せるか見せないかといったバランスを今の倫理観にどう合わせるかが難しそうだなとは思いました。今だと使えない表現もありますからね。シドのシエラの扱いとか。
そういう意味で、私がRシリーズに期待していたのはぐらぐらした原作設定に何本も柱を建てて調整した上で深掘りもしてから埋めてしっかりした地盤の上に建てられたミッドガルだったんですけど、実際にお出しされたのはぐらぐらした原作設定の上にそのまま載せられたきらっきらの飾り付きド派手なゴールドソーサーだったんですよね。ゴルソ自体はめちゃくちゃ凝ってて大変素敵な建造物なんですけど……。
まあ、正直これはACからすでにそうだったので、そうなるだろうなとは思っていました。ACもDCも、スタッフが作りたいシーンをまず作ってからその間を適当に埋めている、みたいな印象がぬぐえないんですよね(個人の感想です)
なにせACが出てからずっとそんな感じなので、私自身は7の続編関係(のストーリーライン)にはそもそもあまり期待していません。もちろん推しが出てくれるのは嬉しいし、グラと声と動きを見ればいつだって大満足なんですが、ストーリー上では何言わされるかわかったもんじゃないのでそれなりに恐々としています。これは私が古参というか老害の域にあるせいなので、私が数歩引いておくことしかできないんですよね。RシリーズやECは常に原作7の楽しかった思い出と比べられているため、あちらからすれば私のようなプレイヤーはまさしく「思い出の中でじっとしていてくれ」でしょう。
SNSのフォロワーさんも言ってくれたんですが、今の7シリーズのスタッフが世代交代しているというのは、シリーズが続くことを願うなら良いことなんですよね。ただスクエニが出すからにはそれは同人誌でなく(どんなお祭りゲーやお祭りイベントとして出されたとしても)公式なので、そこだけは節度守ってもらいたいなと願っています。私みたいなただの1プレイヤーが言うことじゃないですが!
