原作7のヴィンセントはクリアに影響しないおまけキャラだったので、その軸でいけば『7のED後にやっと起こされるヴィンセント』は普通にあり得るんですよね。
もしくは『宝条を倒した後に起こされるヴィンセント』もです。
ヴィンセントはもともと、あんな過去持ちなのにどちらかというと自責の念が強く復讐心には乏しい不思議なキャラで、宝条に対して激昂したシーン(過去と魔晄キャノン)でも、その理由は自分でなくルクレツィアのことだったはずです。
ヴィンセントが7本編中の普通のタイミングで起こされた場合、ヴィンセントがPTについてくる理由は「お前たちについていけば〇〇と会えるのか?」であって、”責任取って殺さなければ”くらいには思ってるかもしれませんが、”この恨みはらさでおくべきか”ではないように見えます。私のヴィン推しフィルターもあるかと思いますが、むしろ”どういうつもりなのか直接会って聞いてみたい”くらいに見えなくもない……。
そして7ED後にヴィンセントが起こされた場合はもう宝条もセフィロスも死んでいて、いわばもう手遅れ状態ですよね。自分が寝ていた間に過去の尻ぬぐいを目の前の若者に命がけでやらせてしまっていて、ヴィンセントは一人取り残されていて何もできることがない。それを理解してしまったら、たぶんこのヴィンセントには諦観しか残らないんじゃないかな。これだとほぼ、生きてる死体みたいなものでは。
また、誰がヴィンセントを起こしに行ったのかというのも結構デカい問題です。
7本編中にヴィンセントが起こされなかったというのは、つまり偽物のニブルヘイムにクラウドとティファがめちゃくちゃ動揺してしまったのと、差出人が宝条という手紙から受ける印象がうさん臭さ天元突破の相乗効果で、謎解き?ふざけんな!と即山登りに行ってしまったとかかなー。ニブルヘイムからのニブル山ってイベントてんこ盛りなので、いったん意識から外すとあんな手紙のことなんてすぐ忘れて当然という気もします。
ED後にちょっと落ち着いてから手紙のことを思い出したとすると、やっぱりそれはクラウドとティファのペアかなー。バレットはマリンと油田で頭とスケジュールがいっぱいでしょうし、ナナキはコスモキャニオンでブーゲンハーゲン老亡き後の谷をまとめ始めるだろうし、シドはニブル後の参入なので手紙のことをそもそも知らないし、ヴィンセントがいないならユフィもPTにいない世界線かもしれません。そうなると、いまやあんなのでも故郷なわけですし、ニブルヘイムという単語から芋づる式に記憶を引っぱり出す機会はこのクラウドとティファの二人にしかなさそう。
ただケット・シーはちょっと気にしてる可能性ありますね。リーブはなんとなく、タークスにちょっとお世話になってる印象があるので……。でもこの人ED後は忙しすぎるからなぁ。もしかしたら、ケット・シーからクラウドとティファに、手紙のことが気になるからもう一度ニブルへ行ってもらえませんかと依頼した線はありかもです。
クラウドとティファに発見されてセブンスヘブンに引き取られる、諦観の塊みたいに暗く物静かな、心に傷持つ男かー……。女子供に囲まれてじわじわ癒されてほしいものですが、リミットの危険性があるので街中に住むの嫌がりそうですね。
ジェノバプロジェクトの貴重な生き証人として話を聞くことがあるので居所を明らかにしておいてくださいとWROに言われているにもかかわらず、たびたび脱走しようとするのでクラウドが捕まえに行ったら、人のいないところに逃げ込んでリミット暴走させてるのに遭遇したりして。このルートだと旅に同行していないヴィンセントがレベル的に弱いのですぐ組み伏せられて良いですね。良いです。
あとヴィンセントというその名前から、あの”不思議な声だけが聞こえた滝の裏の洞窟”のことを誰かが思い出してもいい。ヴィンセントはルクレツィアが死んでいなかったことを、このイベントがあるまで知らないんですよね。宝条もセフィロスも、ルクレツィアもいなくなってからやっと明かされる人間関係です。この辺はヴィンセントがいつ起きようともともと手遅れなんですが、このルートだともう本当にどうしようもないですね。いっそ明かされる必要がなかった感まで出てしまう。
ところでヴィンセントのレベルが低いままだと、この後のDCの展開で困りますね! そもそもカオス……は祠に行かなくても持ってたことになり、エンシェントマテリアも同じくでしょうが、セフィロスを倒しに行ってないこのヴィンセントってツヴィエートに全然歯が立たなさそう。その代わり、PTメンバーに入ってないから情報がなくて、シェルクがヴィンセントをなかなか探し出せない感もちょっとあります。カームは爆撃されずにすむかも……いや人狩りするならヴィンセントが滞在してようとしてまいと関係ないのか……?
